地獄脱出まで、あと15時間。
私は今、シャレオツなカフェにいます。
机の上には香り豊かなコーヒーと30cm定規。
なぜなら。
“金属アレルギーパッチテスト”を実行中だからです。
ことの始まりは、私が「思春期認定」を受けたこと。
いくらネ申先生のいうことでも、ニキビができる数日前に
右耳のピアスホールからだだ漏れた謎の体液と赤い発疹との関係を
調べないのはいかがなものだろうと、つっこんでみたんですよ。
私「先生、ニキビの原因はピアス(金属)じゃないんですか?」
神「そうだろね」
私「だったらアレルゲンを特定しないと……」
神「えー。パッチテストめんどくさい……」
私「……o´゚□゚`o」
あまりの言い草に、一瞬固まりましたが、話を聞いて納得。
とーーっても負担が大きかった。。。(検査費は保険がきくので比較的安い)
【金属アレルギーパッチテストの流れ】
17種類(これは、病院によって変わる)の金属を溶かした試薬をしみこませた
パッチを背中に張り、2日後、3日後、7日後の経過をみて
アレルゲンを特定するというもの。
「通院はめんどいけど、単純な検査っぽいし、簡単にできそうじゃん」
最初はそう思ったんですけどね……猛烈に後悔してる。
痒いんだよ、いろんなところがさあああああああああああ。
【テスト中の注意点】
1 第1回の判定(2日後)が終わるまで入浴、激しい運動は不可。
→丸3日お風呂に入れない。
背中を濡らさないように入るのは、結構しんどい。
2 結果がわかるよう、毎日テープの四隅をマジックで印をつける。
→ひとりじゃ絶対無理。とりあえず、摩擦を避けるために
うつぶせで寝てみたけど、あんま意味なかった…。
3 テープを絶対にはがさない。
→勝手にはがれてく
4 痒くても、患部を掻いたり、叩くのは禁止。
→無理!わざと炎症おこしてるんだから痒いに決まってる!!!!
5 ブラジャー使用禁止。
→カップ付きキャミソールで問題なし
6 テスト後、長期間(6-12か月)、患部に炎症後の色素沈着が起こることも。
→夏にはできないテストですよね…。
こうしてみると、結構ハードルが高い。
遅刻&早退(通院のため)、
身だしなみの欠如(入浴禁止)、
情緒不安定(痒さのあまり、精神的余裕がない)
になるので、社会人として、あまりほめられた状態にはなりません。
一番の問題点は、やっぱり痒みでしょうね。
そこがカフェであっても、30cm定規を片時もはなさず、
「修行か? おまえは今修行をしているのか?」
とまわりがドン引きするほど、ばっしばし背中を叩きまくってます。
……地獄だよ、まったく。。
パッチをはがすまで、あと15時間。